すっきりとした直線が印象的な「胡麻」は、ゴマのさやの切り口が図案化されたものと伝えられています。六世紀、日本に伝来したゴマの実はたいへん健康によく長寿の薬として重宝されたことから、無病息災の縁起良い紋様として人々に愛好されました。 佐賀鍋島藩の定め柄であり、武士の正装である裃(かみしも)の柄に用いられていた格調高き紋様です。