H様邸(江津市)
- リビング障子
- 大角麻の葉
- 杉赤材
地元で開催されたイベントに出展したときにご縁をいただいたお客様のご依頼で障子をつくらせていただきました。
建具リフォームと勝手に呼んでいますが、建具を替えるとお部屋が生まれ変わります。昔の日本家屋とは襖や障子、板戸に合わせた空間設計であったと言われるほど、一番の趣を建具に置いた家づくりが主流だったのです。
90°に交わる地組みのなかに入る麻の葉を 角麻の葉(かくあさのは) といいます。すっきりとした竪格子はタンザクとよばれ、短冊の形を表現したデザイン。この組み合わせは欄間や書院障子にみられる最もポピュラーな組み合わせですが、大柄の引き戸にすると圧倒的な存在感で空間を引き締めてくれます。
H様は愛嬌あふれる方で、納品のときに見せてくれた満面の笑みがとても印象的でした。